【社会共創プロジェクト】PPI の取り組み〜患者や家族との対話機会の創出〜

2023年12月上旬の２日間、機構CRC*2名が名古屋で開催された表皮水疱症友の会全国交流会に参加し、創薬過程における治験や臨床研究について紹介する機会をいただきました。治験や臨床研究についてはじめて知る方も多く、意見交換などを通じて、より多くの方に周知することの重要性を感じる経験となりました。

患者さんやご家族の方と２日間にわたり密に交流し、リアルな声をたくさん聞くことができました。患者さんに寄り添い、治験・臨床研究を一緒に創りあげていく社会を目指し、これからも臨床研究中核病院**、橋渡し研究支援機関***として、PPI****の取組みを続けていきます。

*CRC (clinical research coordinator)：治験・臨床研究コーディネーター）
**臨床研究中核病院：日本発の革新的医薬品、医療機器等及び医療技術の開発等に必要となる質の高い臨床研究や治験を推進するため、国際水準の臨床研究や医師主導治験の中心的な役割を担う病院として、厚生労働省が医療法に基づき承認する病院です。臨床研究の実施体制や実績、専門人員の配置などの厳しい基準があり、令和5年12月時点で15病院が認定されています。
***橋渡し研究支援機関：大学等が有する橋渡し研究支援機能のうち、一定の要件を満たす機能を有する機関を「橋渡し研究支援機関」として文部科学大臣が認定することを通じ、大学等の優れた基礎研究の成果を革新的な医薬品・医療機器等として国民に提供することを目指すもの。
****PPI（patient and public involvement：患者市民参画
日本医療研究開発機構（AMED）＞研究への患者・市民参画（PPI）
https://www.amed.go.jp/ppi/

日本医療研究開発機構（AMED）が推進する社会共創やRRI（Responsible Research and Innovation: 責任ある研究・イノベーション）から着想を得て、これらの活動を実施しています。
AMED＞社会共創（Social Co-Creation）webサイト：https://www.amed.go.jp/socialcocreation/index.html