橋渡し研究プログラムについて
日本医療研究開発機構(AMED)橋渡し研究プログラムは、画期的な医薬品や医療機器などを効率的・効果的に国民に還元することを目指して、有望な基礎研究成果の臨床研究・治験への橋渡しを加速します。北海道大学は、AMEDが選定した全国10か所の橋渡し研究支援拠点のうちの1拠点として、これまでに研究支援の基盤整備、人材などの体制の構築、研究シーズ育成能力を強化するとともに、拠点外を含む幅広い研究シーズの支援を通して、これまでに数多くの基礎的研究の医療応用に成功してきました。
北海道大学拠点は、今後も、多様な研究支援のニーズに応えるべく支援体制を充実させ、橋渡しプログラムを通してアカデミアの研究シーズの実用化を目指し、日本の医療環境の向上に努めていきます。
橋渡し研究支援機関

北海道大学拠点の特徴
- 全てのモダリティの開発を支援
医薬品(化学品、交代、核酸、ペプチドなど)、医療機器、再生医療等製品、体外診断薬
特に医療機器では、陽子線など放射線治療装置、内視鏡手術、整形外科領域などこれまでに10件(北大シーズ)の製造承認・認証 - あらゆる疾患や検査に対応
がん、中枢・神経、整形、皮膚、眼、消化器、泌尿器、呼吸器、形成、精神、小児、看護など - 開発ステージに応じた支援
特許出願、PMDA相談、基礎研究から非臨床開発、臨床開発、製造・品質管理、企業共同研究開発、導出、創造承認取得(企業) など - 医歯薬系以外のシーズの支援
工学、情報科学、獣医学など
北海道大学拠点 2021年度支援シーズ
シーズA | ・北海道大学内:10件 ・拠点外:14件 | |
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preB・ シーズB (5件) |
・脳移行性経皮ペプチドを用いたアルツハイマー病治療薬の前臨床試験 | 浜松医科大学 |
・原発性高カイロミクロン血症を対象としたアンチセンス医薬の開発 | 国立循環器病研究センター | |
・備蓄・緊急投与が可能な人口赤血球製剤の実用化を目指す研究 | 奈良医科大学 | |
・リアルタイム体内中線量可視化画像誘導至適陽子線治療システムの研究開発 | 大阪大学 | |
・動物の歯を利用した脱灰象牙質由来コラーゲン顆粒骨再生材料の研究開発 | 北海道大学 | |
preC・ シーズC (2件) |
・天然型マイクロRNA補充療法による悪性胸膜中皮腫を対象とした医師主導治験 | 広島大学 |
・大動脈外科周術期の脊髄虚血障害発生防止目的で応用されている運動誘発電位の精度と簡便性を向上する経食道電気刺激用の電極開発 | 浜松医科大学 |
北海度大学拠点 2020年度実績
関連特許出願 | 42件 |
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特許取得 | 16件 |
ステージアップしたシーズ | 5件 |
ライセンスアウト・特許譲渡契約シーズ | 10件 |
治験届提出シーズ | 3件 |
承認・認証・保険適用 | 3件 |
北海道大学拠点2011〜2020年度 薬事承認実績
