検体処理エリア(病理室)
生体試料管理室では、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)ブロックの作製に加え、PAXgene Tissue System (QIAGEN) によるパラフィンブロック(PFPE : PAXgene Tissue fixed, paraffin embedded)検体を作製しています。PFPE検体は、FFPEブロック検体同様にHE標本の作製や免疫染色が可能であり、またFFPE検体から得たサンプルよりも良質で、凍結材料と同等レベルの核酸が抽出できることが特徴です。また、組織検体を安定化液の中で長期間保管できるため、他施設での検体採取・送付処理が簡便となり、日数のかかる長距離輸送にも耐えられるので北海道外の施設からの検体受け入れも実現しました。作製したブロックは研究内容に応じ、室温、冷蔵、冷凍保管を行っています。凍結検体の保管も行っております。
また、解析支援業務として、HE標本や未染標本作製も行っております。